LA-F 開発秘話

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LA-F 開発秘話

LA-F開発秘話

第1章:常識を覆すために

初代LA-F=LA-F CLASSICはスキーの最もベーシックかつスタンダードなウッドコアのサンドイッチ構造で作られました。

これはReIsmと言うブランドをキワモノ扱いされないためと誰が乗っても納得出来る乗り味に仕上げることが可能だったからです。

現行のLA-Fはそのウッドコア&サンドイッチ崇拝主義に対する僕の不満と疑問をぶつけました。

『なんでそこまで崇拝されるんだろう?』

■ウッドコアサンドイッチ構造のメリット

サンドイッチ構造

ウッドコアのサンドイッチは図のような構造です。
木芯=割りばしみたいなところを強化剤で挟み込む、だからサンドイッチ。

◆1 ウッドコア

割りばしくらいの木を並べる。
これによって木のねじれや狂いを減らすため。
もう一つはいい木も悪い木も、製品の個体差を無くすため。

いわゆる選手用のスキー、簡単に言うと同じ木の中でも厳選されたものが使われてます(木芯にもグレードがあるのだ!)。

◆2 グラスファイバーやメタルなどの強化材で挟み込む

これによって振動吸収やスキーの反発、色んな味付けが可能になります。

◆3 木芯の加工が簡単

選手用のスキーがウッドコアのサンドイッチなのは、木芯の不等厚を加工するのが簡単なので選手の好みに合わせてスキーの調子をコントロールできるから。

■メリットは本当か?

ということは、否定的なひねくれた見方をすれば

  • ◆1 いい木も悪い木も一緒くたにしてごまかしてるだけ
  • ◆2 木を強化材で挟み込んで両方の特性を相殺することで、どんなスキーに誰が乗っても、ウッドコアのサンドイッチという乗り味を出しているだけ
  • ◆3 選手や開発のために手を加えるのが「楽」だから

要するに「足し算」が結果的にすべての個性を消し合う「引き算」になる=没個性なスキーの出来上がり=誰が乗っても納得=慣れてるから。

こうやって書くと誤解されるので前もって釈明しておくと、ウッドコアのサンドイッチの良さは十分理解しているし、ReIsmのスキーでも機種ににょって採用している。

ただ『ウッドコアのサンドイッチ=唯一最高』ではないことを理解して欲しかった

ここから始まるLA-Fの開発。

ウッドコアのサンドイッチへのアンチテーゼ。

第2章:アンチテーゼからの開発

LA-F=LOST AND FOUND

開発のためのテーマは

LA-F=LIGHT AS F〇〇K!でもありました

クソみたいに軽い!

まず一番最初に捨てたのが、ウッドコア。それは、既成概念を覆すために。

木芯以外にもいくつか(も)あるんだけど、選んだのは”インジェクション”。
これはPU(ポリウレタン)コアとも呼ばれて、キッズ用のセットスキーなんかは全てと言っていいくらいこれ。キャップ構造のシェルにフォームを注入する作り方。

大量生産が簡単なので、一昔前は世界的に有名なブランドでも上級機種まで多く採用されていたのを意外とみんな知らない。一時期スキーがキャップばっかりになった時期があったでしょ?

この構造はあながち馬鹿にされるものではなくて、PU+キャップは軽量だけどサイドまで上面材が一体なので、軽量な割にねじれ剛性が軽くて切れて走るフィーリングが得られやすい。

比較的簡単&安価にそして大量にフィーリングを作りやすいというメリットがある

「インジェクションゆえのキャップ構造」サンドイッチにすると注入したPUが漏れちゃうから。

「サンドイッチ形状でインジェクションを可能にする」そんな技術をいち早く確立していたのがブルーモリス。

これを使えないんだろうか?

ここから始まった

LIGHT AS F〇〇K!PROJECT

new LA-F の誕生

サンドイッチと、PUコア+メタルとグラスの強化材

従来の手法を覆すアプローチで完成したLA-F

でもこれは別に突拍子もないアプローチではありません。
「スキーを作る」という長年の経験の積み重ねを、違う方向から見つめ直しただけのものです。

そこにはブルーモリスの技術力の裏付けがあります。

多分、地球上でサンドイッチのインジェクションを作れるのは、ブルーモリスだけです。

本当に大げさな話ではなく、LA-Fは私たちにとってプロジェクトXでした。

『PUコア=廉価版』

そんな常識を覆したかった。

『木芯のように当たりとかハズレのない、安定した性能をすべてのスキーヤーに届けたい。』

これが一番の目標でした

完成したLA-Fは乗ってもらったスキーヤーに驚きを与えることに成功しました。

「なんだこれ!?」

木芯の同等クラスのものに比べて明らかに軽い!

だけど高速になっても雪面をしっかり捉えてくれる。

そしてキレと走りも実感できる。

『ウッドコアのサンドイッチが最高なんだよ』そう信じ込んでいたスキーヤーに驚きを与えるとともに
新しいスキーの楽しさを提供できたと自負しています。

いわゆるデモ系スキーヤー(お友達)の一言

「こんなに簡単でいいの?」

そうですよ、スキーはただの道具なんです。道具にお伺いをたてる必要なんてない。
あなたを雪の上でより自由にさせてくれるモノでなくてはなりません。
LA-Fという名前ははReIsmの原点。

LA-F=LOST AND FOUND=LIGHET AS F〇〇K

そしてLOVE AS FAMILY!!

家族の一員のように可愛がってあげてください。

とても貴重な経験をさせてくれた一台です。
そして今でもベストな一台。

いつ乗っても本気で惚れ惚れしちゃいます。

PUコアをなめるなよ?。

そして、木芯に頼りすぎないこと。

ReIsmLA-F16MBLK.main

このお話の続きは、SL-C開発秘話に持ち越されると思います・・・

おわり